イランの英語教育

英語を話す人は期待したよりも多い

「イランは英語が通じない国」みたいなイメージが広く広がっているみたいですが、若い世代をみると、英語を話す人は日本よりも多いんじゃないかな?と思うくらいです。
もちろん独特の訛りはありますが、皆さん親切なのでこぞって教えてくれるし、英語を話すことができないならば、誰か英語を話す人を捕まえて来てくれます。日本だとここまでしてくれる人はいないと思いますが、旅行を考えたら都市部ではとくに問題ないレベルです。

都市部でも地元の人が使う商店とかになると最低限の数字などはペルシア語で覚えておく必要がありますが、物を買ったりするには問題ないです。相手も商人ですからボディーランゲージでなんとか意思疎通を図ろうと?してくれます笑。

イランの外国語教育は英語とアラビア語

学校での外国語教育はアラビア語と英語の両方のようで、話に聞くところ、同じぐらいの比率で授業があるそうです。ただ、街中で道を聞くときにアラビア語で聞くよりも、英語で聞く方が確実に答えてくれます笑 アラビア語教育の中身はわかりませんが、おそらくコーランを読むための教育だと思うので、日本の古文のような教育だと思います。たいていの日本人も古文を習いますが、さすがに、街中で外国人に古語で道を聞かれても答えられないです笑。それを考えると、話せないのも納得です。

街中で見る英会話学校の看板は日本並み 

IELTSがTOEFL並みに隆盛

日本のように電車やバスに吊り下げ広告のような社内広告はやたらめったらないのですが、外に目を向けて見ると、かなりの数のTOEFLとかIELTSとかいった文字を目にすることができます。

TOEFLは日本でもメジャーですが、IELTSほど有名ではないと思います。ただ、ここイランではIELTSはTOEFLと同じくらいメジャーだそうです。洋書、と英語の参考書を扱っている書店に行ったら日本でもあまり見かけることのないIELTSの対策本が多数置いてありました。これは、中東がヨーロッパに距離的に近いからでしょうか?僕の友達もIELTSの勉強ばっかりしていました。受験料高いのになぁ

英会話教室が賑わっている

日本と同じくらい、英会話教室の看板があるだけあって、英会話教室も生徒で賑わっています。二年前の話になりますが、一度イランの英会話教室の授業に遊びに行ったことがあります。

生徒の男女比は2:8ぐらいで女性の方が多く、また、男女混合のクラスでした。講師の先生は、ヨーロッパの大学で言語教育の学位があるらしく流暢な英語を話しました。

また、生徒の年齢層もバラバラで、大学生から、働き盛りの30代、バツイチの40代などかなりミックスした構成で和気あいあいとしたクラスの様子でした。

海外進出意欲は高く英語の教育の需要も高いのでは?

アメリカへの反感を強く持ってはいますが、同時に憧れも強く思っているまさに、「片思い」な国なので、英語を通して世界を見たいという意識を持っている人が多くいます。また、平均年収も低いので出稼ぎに出るのに英語が必要といった事情もありますが、今後も英会話教室は増えそうです。

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