海外生活で思うようにいかないことはいっぱいある。わかっていたから耐えられたけど、今回は自分の過失だった。
窓を直して欲しかった
この部屋に越して来てから、解決しなければいけない問題が一つあった。それは、バルコニーに出るときの、窓の調子が悪いというものだった。部屋全体はとても綺麗で状態もよく、快適なだけに、一つの大きな問題だった。バルコニーに出るのにも手間がかかるし、夜の間に窓を空けておいて閉めることができないので、朝昼の寒暖の差が大きいイランでは、朝になるとものすごく寒いなんていうことが常だからだ。
窓の修理お願いします。
窓の修理お願いしますと頼む単純なことなのだけれどうまくいかない。かろうじて窓という単語は知っていたが、開けるという単語を思い出そうとするとアラビア語ばかり出て来てまう。
ボディーランゲージで示した結果、その日から数えて次の日の午後一時に来てくれて修理をしてくれる手はずになった。安心してその日は窓を開けて寝たので、朝寒くて起きてしまった。
何時まで待てば良いか
次の日は、修理に来るので、当然一時にはいないといけないと思って、若干急ぎめで帰路につき、10分遅れで、待機していた。ただ待てど暮らせど、おじさんが来る気配はない。
こう行った修理の場合一時に来ると約束しても三時に普通に来たりするというケースがあると聞いていたので、とりあえず待ってみる。
…
五時になった。来ない。
こういうケースでは、六時になってひょっくり現れるケースがあるらしい。ちょっと待ってる。
…
六時になった。来ない。
こういうケースでは、七時になっていや、こないだろ。
その日はあきらめ、次の日にまた再チャレンジすることに。街に繰り出して買い物を済ませて終えた。
次の日
次の日、授業が終わって午後一時くらいにまた、修理に来てれるように頼みに行く。以前頼んだ人と同じ人なので、話は早いけれど、「ええ、頼んだけどなぁ」みたいな顔しながら、修理のおじさんに電話していた。直接話して、その日中に来てくれることに。
ただ、今昼飯食ってるから後にしろとのことだそう。前日は昼を買わないで帰ったのに泣
おじさん来たる。
おじさんは意外と早かった。約束の時間から三十分遅れで到着し、ズカズカ部屋に入って来て、直してくれようとした。
直った。
え?
二日待ったのに、修理に要した時間は三十秒、工具もいらないしガタガタ、と持ち上げていじるだけ。なんなら自分でもできるじゃん。
なんだか、遠くまで呼び出してしまったし、こんなにも一瞬で終わったので、二日も待ったけどなんだかおじさんに対して申し訳ない気持ちで終わった日でした。