キャヴィーレ・メスル(エジプト砂漠)旅行のススメ2

キャビーレ・メスルの旅行2日目です。最初は名称について少し述べたいと思います。

なぜエジプト砂漠と呼ばれているのか

ペルシア語でキャビールは砂漠という意味です。また、メスルはエジプトを意味するアラビア語のペルシア語風の発音で、二つがくっつくと、キャビーレ・メスルということになります。

なぜエジプト砂漠と呼ばれることになったのでしょうか?

ペルシア語の能力がなさすぎて大体しか掴めなかったのですが、かつては、ここの地に水が湧き、エジプトへ向かう隊商(キャラヴァン)の基地であったことに因むようです。

周りは砂漠地帯で、村という村はありますが、オアシスであった面影は周りに少し畑があることから予想できます。PA200166

このように、煉瓦造りの家が一般的で村の全ての建物が平屋でした。

僕たちが泊まったゲストハウスは、入り口は狭くなっていて、中に行くと噴水を備えた庭があり、その周りに沿って部屋がいくつかあるという感じでした。部屋同士は隣り合っているので、プライバシーもないし、最低限の装備しか部屋にはありませんが、イラン人はたいていの時間を砂漠でキャンプファイアや、星の観察に費やしていたので、問題にはなりませんでした。

朝8:30朝食

外国人向けの旅行の内容を知っているわけではありませんが、イラン人向けの旅行なので朝は典型的なナンとジャム、バター、デーツといった食事です。

前日(というか今日)の大騒ぎの疲れを見せずに、みんな朝からニコニコ写真を撮っていたりして早くも観光モードです。
朝食は朝早いものの、やはり、ここはイラン。部屋を整理して全員が撤収するのにかなりもたつきました。だれも文句を言わず、昼間は砂漠地帯に出発

9:30砂漠地帯を楽しむ

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そんなこんなで、無限に砂漠に砂漠が続く見えるような場所へと行きました。

彼らの楽しみ方はやはり、車でのサファリアップダウンを繰り返してスリルを楽しみます。個人的にはドバイのデザートサファリの方が良かったかなぁなんて。

またここで写真好きのイラン人と仲良くなりました。あまりにも自撮りが好きなのか、僕は半分専属カメラマンみたいになっており、ペルシア語で写真はアクスなので勝手にアクスマンと命名しました。どこに行っても必ず写真を取り出し、僕とのツーショットの他に、単独で何枚か撮らされました。彼の評価は厳しく、太陽の光の当たり加減が気に入らないといちいち撮り直す羽目になって、「日本人も写真好きで海外で有名だけど、この人日本人より日本人してるじゃん」なんて思ったりしました。

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歩いているとかなり足を取られますが、砂山を登りました。ここの砂は本当に細かく、手に取っただけでも指の隙間からすぐ落ちていってしまうほどです。また、午前中の早い時間に砂漠に行くのがキモのようで、素足で散策することができました。午後の暑い時間になると、砂地に素足で踏み込むのは不可能です。

周りには、団体で来ているイラン人がたくさんいましたが、外国人は自分たちの他にいませんでした。

濃いシーシャ

ツアー客が砂漠を観光している最中、バスの木陰で休んでいる運転手たちがいました。彼らは、水タバコを吸っていて、最初見た目は水タバコだと分からなかったのですが、説明してもらってやっとわかりました。PA200225

手作り感満載のこの水タバコで、彼らが吸っているのは、よく巷で売っているフレーバー入りのタバコではなく、純粋なタバコでした。かなり強いので、試しに吸わせてもらった咳き込んでしまいましたが、味と雰囲気的には普通の紙巻きたばこに近い感じです。
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ゴミ袋に入ってるし、どう考えてもそこらへんで葉っぱを取ってきたのだとしか思えないのですが、タバコの葉らしいです。

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