政治と宗教とはなんぞや

二年前、専攻を変えようと思ったのも海外に行ったのがきっかけだった。
トルコの情勢が不安定になる前に渡航して、トルコの大学生と話しているうちに、何が自分の興味になっていくのかわかっていく気がした。

当時も今も、多民族国家なトルコはたくさんの問題を抱えてて、ここ二年でもクーデター未遂が起きたり、でかい事件にみんな慣れっこって感じだった。それでも、政治学をやって解決策を見つけてみたいという人に出会って自分も秋学期に授業を取ってみようと思ってから勉強してるのが(一応)政治学である。

政治と宗教が揺れてる

イランイスラム共和国とか、国教としてイスラム教を定めてるのに、フルタイムでイスラム教(礼拝に行ったり、定められた服装をしたり、戒律を守ったり)してる人は段々少なくなっているような気がする。信仰は個人と神との関係の問題なので、第三者がとやかく言う問題ではないのだが、国教である以上、政治にも影響がある。

 

根底が宗教にあると思いがちだけれど、こんだけ大きな国を運営するならば政治的力学も加わってくる。この国にいると、宗教の名のもとに、敵をわかりやすく作って国内の連帯を促そうとしてるのがすごいわかる気がする。

そもそも、シーア派の国だけど12イマームをあまり重視しない人も多くいたりしてびっくりな感じだ。

現状が悪い責任を、他人に仮託する傾向が結構大きいから、何かあれば、アメリカが悪いとかイスラエルが悪いとか、なんか偏屈なとこもちょっとあるし。

この国にいると、めっちゃ謎になるんだよなぁ〜

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