イラン南西部旅行:アフワーズ、シューシュ、シューシュタル

今回はイラン南西部のイラク近くのアフワーズとその近郊の町シューシュとシューシュタルに行ってきました。

アフワーズの位置はイランの南西部に位置し、南側のバンダレエマームホメイニーはペルシア湾の小湾都市としても重要な役割があります。

イランなのにアラブっぽい?

これら三都市が位置するホーゼスターン州はイラクに程近く、またイラン人とイラク系のアラブ人が一緒に住んでいるエリアとしても有名です。
イランではありますが、人口の半分余りがアラブ人で、公用語としてはペルシア語ですがアラビア語を常時使用している人たちもいます。

家庭ではアラビア語、学校ではペルシア語というように住み分けされているようですが、アラブ人同士ではアラビア語で会話しています。ペルシア語ができれば旅行するには十分です。

三都市の観光名所は?

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それぞれの町の主要観光地は、アフワーズは橋、シューシュは古都スサの博物館、シューシュタルは世界遺産の水利設備です。おってみていきます。

アフワーズ

交通手段

アフワーズは東側に他の都市と結ぶバスターミナルがあります。市内はタクシーも勿論走っています。
また、シューシュ、シューシュタルとは100km程度離れていますが、それらを結ぶ乗合タクシーの集合場所は町の北側に位置しています。

観光地

アフワーズは町の人口組成や暮らしを見たりするには興味深い町ですが、観光名所は多くはありません。
豊かな水がある河にかかる橋が見どころの街です。正直半日もあれば十分でしょうか。あんまり長居するような町ではありません。

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これもまたアフワーズの一つの橋(ポレセフィード:白い橋)ですが、他にも何本か架かっています。

シューシュ:Susa

交通手段

シューシュへはアフワーズから乗合タクシーがあります。結構需要があるようで、すぐ人が集まります。(4人集まると発車)だいたい100kmくらいの距離がありますが、1時間くらいかかり、110,000-130,000rialぐらいだった気がします。

観光地

古都スサの博物館

シューシュの観光地は大きく三つほどあります。その中の一つ目が古都スサの博物館です。スサはアケメネス朝ペルシア時代の冬の宮殿跡です。かの有名なハンムラビ法典もここで発見されました。ですが、おなじアケメネス朝ペルシアのペルセポリスほど人で栄えているイメージはありませんでした。これはペルセポリスほど建物が残っていないことに由来するのでしょうか。紀元前の戦いによってほぼ破壊されてしまいました。

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写真の通りほぼ残っているのは宮殿があった土台の部分だけです。柱とクセルクセス門が残っているペルセポリスに比べると頼りない感じがします。

右側に残っている建物は近代に建設された砦の跡です。
隣にはペルセポリスと同じように博物館があります。ここで発掘された物品を展示していますが、大半のものはテヘランの考古学博物館に移動されています。

シューシュ・ダニエル

スサ博物館から歩いて行ける距離に、旧約聖書のダニエル書の主人公とされる人物の墓があります。ここは入場料無料で入ることができ、イランの他の聖廟のように内部は鏡で輝く内装になっています。


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遠くからでも見えるこの特徴的な構造物が目印です。形の由来を聞きましたが、あまりわかっていないような感じでした。

ハフトタッペ

シューシュの郊外にあるのがハフトタッペの博物館です。最近開館したらしくここでも、発掘された物品が展示されており、チョガザンビール(ジッグラト)の模型も展示されています。

チョガザンビール:スサのジッグラト

シューシュとシューシュタルの間は結構離れているのですが、そのほぼ真ん中に位置するのがスサのジッグラトです。チョガザンビールと言う名称は古代ペルシア語で、逆さにしたバッグという意味があり、まさにその見かけが由来になっています。


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近くで見ると干しレンガがきちんと並べてあり、最近作られたように見えますが、紀元前から存在するものです。バベルの塔のモデルとなったと言われる、バビロンのジッグラトに入ったことがありませんが同様の建築を生で見ることができて感動しました。

ホーゼスタン州は夏場にはかなり気温が高くなるエリアなので、観光には秋か冬の終わり、春の季節がおすすめです。周りには日差しを遮るものが全くないので、夏場の観光には辛いものがあるとおもいました。

シューシュタル

交通手段

シューシュタルまで僕はシューシュからタクシーをダルバステ(貸切)で行き、その場合は大体600,000rial程度でした。ただ、アフワーズからは乗合タクシーが存在し、この場合も大体100kmくらいの距離がありますが、一人当たり110,000-130,000rial程度で移動することができます。

観光地

シューシュタルの観光地は川の西側を起点にしてコンパクトにまとまっており、ほぼ歩いて回ることができます。

世界遺産シューシュタルの水利施設

シューシュや、チョガザンビールといった観光地も世界遺産ですが、このシューシュタルの水利施設も世界遺産の一つです。


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僕が行った時は雨の翌日だったために、水も濁っておりゴミもたまっていましたが普段は写真よりかはもっと綺麗だと思われます。

最初は穀物を挽くように使われていましたが、発電機が輸入されてからは発電所として活用されていました。現在は発電には利用されていません。

また、歩けるところにある河ではサーサーン朝時代から残る橋の跡を見ることができます。


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奥にうっすらとうつっているのがサーサーン朝時代から残る橋の跡です。

移動大変だったけれど1日で回れました

朝バスターミナルに着いてから1日で乗合タクシーを含め250km以上移動する強行軍にはなりますが、近郊の町を見るには1日で十分でした。
あとはアフワーズを敢行する際にはよく言われることですが、暑さに気をつけるために夏場は避けたほうがよさそうです。朝昼での寒暖の差も激しく、朝はセーターを着ていたのに日中は半袖でも汗だくという環境でした。

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