一ヶ月断酒してわかったこと

アルコール禁止の国イラン

一部例外はありますが、アルコール飲料や治療を含むアルコールの使用が法律で禁止されているイラン。スーパーマーケットで普通の国では陳列棚に並んでいる飲料は全てノンアルコールビールでアルコール0.0%であることが明記されています。

1日にビール1Lは当たり前だったのに…

日本にいた頃は、ビールが美味しくて美味しくて…一ヶ月経った今からはあまり想像できませんが、お酒で酔うためにというよりも、ビールが美味しくて飲んでいた覚えがあります。それも多い日は350ml缶を3本、ほぼ毎日飲むというような生活でした。

夏で、暑い季節だったので冷えたビールが美味しかった。

そんな自分がいきなり、お酒にさよならを言って禁酒の国に来て一ヶ月強断酒した結果の話です。

ちなみに、自分の飲酒習慣が始まって以来、一ヶ月以上お酒を飲まなかった期間はこれまでありませんでした。

ずっと素面なので時間が増える

断酒を敢行してから気づいたのは断酒をする前よりもずっと時間が増えたことです。

以前は夕飯とともに、一杯やワインをたしなむのが恒例でした。もちろん、リーディングの宿題や他の課題があるときなどは、夕飯のときは我慢して、ご飯を食べてから、課題をして、そのあとに友達と飲んだりということがよくありました。

よっぽど重要な課題がない限り、夕飯でお酒を飲むという習慣になっていたのですが、そのため、夕飯を食べた後の時間を頭脳を使ってする作業、例えば読書や勉強などに費やすことができずに、テレビをみたり適当に友達と駄弁ったりということしかできませんでした。

しかしながら、断酒をすると当たり前ですが、ずっと素面なので時間が増えます。これまで無駄にしていた夕飯後の時間をより有意義に使うことができるようになり、これまでに比べて自分が1日に有意義なことに費やす時間の割合が少し増えたと思います。

もちろん課題もワインを飲んだあとにする、というようなことがあったのですが、さすがに難しい概念を読み解く宿題には素面で挑まなければいけないので、効率も上がった気がします。この点は断酒をすることで得られるようになった点です。

飲酒の必要をなくそうとすることで良い循環

この点は環境要因が多いということになり、まず禁酒の国とあって恒常的な飲酒の機会がありません。日本で言えば飲み会などが全くないということになります。

お酒を飲むことでストレスが解消されるパターンもありますが、お酒を飲むことによって、ストレスがまた貯まることもあります。その点酒を飲まない国では、酒を飲むことでのストレスが貯まることがありません。

また、普段からお酒でストレスを解消しようとしていたので、その習慣を変化させて、ストレスを溜めにくい生活をするように心がけるようになりました。

具体的には無理をし過ぎないのと、気分転換の手段を複数常に持つことで、ストレスが溜まっていくのを防いでいます。

外に出たくないときはシャワーを浴びてスッキリして、また天気が良くて外を散歩するのが心地いいときは、自然と散歩に出るようになりました。

意識的にストレスを溜めないように生活が変化してきたというのは意外な収穫でした。

できる自分にびっくり

ここまでやってきて、この自分は二ヶ月前の自分からは全く想像がつかない領域です。

環境要因が大きく、最初はきつく感じる時もありましたが、徐々に生活習慣をアジャストしてだいぶ気にならなくなって来ました。

一ヶ月の節目を振り返ってみて、できた自分に少しビックリです。体調の劇的な改善といった効果はありませんが、生活習慣を変えられたのは思わぬ副収入です。

ソフトドリンコリックになりました

ただ、断酒という断酒をしても、問題はあります。夜にしっぽり飲み物を飲む習慣が抜けないのか、こちらには豊富に存在するノンアルコールドリンクをたくさん飲んでしまうのが夜の食後の習慣になってしまいました。

これくらいならいいかなと思っていても、毎日700mlくらいのノンアルコールのペットボトルがカラになっているので、摂取している砂糖の量にちょっと恐れています。許容範囲ならいいのですが。

結論として、一ヶ月断酒すると、人間はそれに適応するように生活習慣を変えることができるということがわかりました。

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