日本よ、訪日客を呼び込みたいならさっさと食品にも英語表記を導入せよ

日本語って難しすぎない?

漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字を使う日本語は、世界でも使う文字の多い言語として有名です。そんな言語を母語にする者でも、日本語って難しすぎない?と思うことがたまにあります。そんな日本語ですから、日本を訪問する外国人にとっては結構な壁になるようです。

食べれる物がない?わからない

日本に留学して来たある一人の外国人がいました。彼はムスリムであり、宗教戒律を守るために食べるものにはかなり気を使っていました。最初、日本語を全く理解しない状態で日本に来たために、漢字を読むこともひらがなを読むこともできませんでした。そこで困ったのは、食べる食品に何が入っているか全くわからないということです。

英語表記をしてあるレストランで外食していても続くわけがありません、たまには自炊をしなければいけないので、スーパーに行くたびに日本人学生が付き添って、「これにはこんなものが入っている、入っていない」などをその都度教えていました。毎度付き添うというわけにはいかないので、たまには一人で行っていましたが、それでも毎回買っている食品しか買っていませんでした。

イランでさえ英語表示が多いのに

イランの食品は経済制裁の影響もあるのか、あの有名なコカコーラも含めて、Made in Iranです。地理的に中国に近く食品も含めて、中国に依存している日本からは、意外?な点です。

そんなMade in Iranの「これ、イラン人しか食べないだろ」なんていう食品も含めて妙に英語でも表記してあります。もしかしたら、輸出用に一緒に作っているのかもしれませんが、ほんとうに大体の食品が英語併記なのでびっくりです。と同時にイランに住む外国人にとっては、助かる面があります。

それは、調理方法の表記。日本ではインスタント食品でも英語表記はないですが、イランの食品にはきちんと表記されています。何分ボイルするとか電子レンジでいいよとか。たまに英語が意味不明なのも、ご愛嬌といったところですが、さすがに内容までは間違えていないので問題なしです。

困るのはムスリムの人たちだけじゃない

先ほどはムスリムの学生の話をしましたが、その例に限った話ではありません。ベジタリアンの留学生も、ムスリマの学生もいました。海外生活だから苦労をするのはあたりまえですが、必要のないものを一つでも取り除けたら、生活がかなり楽になると思います。

そういった意味で、スーパーでいちいち辞書を広げて調べて、というのは学習にはなりますが、徒労に終わるのも少なくないのでしょうか。だって、「ph調整剤」という単語を覚えて帰っても…という気持ちになります。

英語表記をさっさとしようよ

法律で義務化する必要はないとは思いますが、オリンピックで色々見直されている時期に意外と見落とされがちかなと思っている点です。印刷を変えるだけだからそんなにコストもかからずにできる仕事なので、ぜひ普及したらなぁと思います。

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