ムッラーに会った!

ムッラーとは

イスラム教の法や教義に深く精通したイスラム教徒の男性に対する尊称である

らしいです。(Wikipedia より)

端的に言えば、イランで見かける白ターバンと黒ターバンをした人のことです。姿を見れば一目でわかります。イスラム聖職者という言い方はあまりしないのですが、宗教都市である、コムの宗教学校を卒業して、各地のモスクや、マドラセで礼拝の指導または、教育を行なっている人たちです。

隣に小学校があるのですが、宗教の授業で”ムッラー”が先生として教えているのか、よく姿を見かけます。

今回は小学校のムッラーではないですが、白ターバンのメガネさんに会うことができました。続きを読む →

イラン人から私たちも見習うべきもの

毎日のように書類で走らされ、変な注文をつけられるというような具合で、朝令暮改なイラン人に、最近かなりの迷惑を被っているところです。昨日ルームメイトと出会ったばかりなのに、なぜか今日も「大きい部屋があるからそっちに移動しないか」なんて提案されて、目が丸になりました。部屋は大きくて、二人で住むには良さそうですが、地下なので、光が全く入って来ず、朝だか夜だかわからないような部屋なので、キャンセルしましたが。昨日引っ越してきたばかりなのに、今日また引っ越さないかなんて、普通言えるもんじゃないと思います。

ただ恨めしいと思っているだけではなく、この住居のマネジメントが至らないだけであって、普通のイラン人々の生活を除いていて、見習うべき姿がありました。

こういった体験が新鮮なうちに、整理しておきたいと思って、ちょっとまとめて見ます。

挨拶が絶対

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ルームシェアで個人的に気になる3つのポイント

1日2日待ってくれるならわかるんですが、「今日」とは…
当日に「今日からルームメイトが来るからよろしく〜」ということを言われて、暮らせますか?

こういう時に限って、イラン人の「明日」は来週、再来週になるのが普通なのに、「今日」は今日になるのが理解できません笑。

ルームシェアは日本では慣れていたのですが、やはり心の準備と、相手の見極めが肝心だと思います。今回、特段相手に問題があるわけではないですが、いつも気になってしまうのが以下の3点…
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今日から始めるナン生活

ナンだけ食べていてもなんとか生きていける

何を隠そう、イランに到着してから、二週間ちょっと、キッチンがない生活をしていましたので、もっぱら食事は外食または、部屋でなんを付け合わせと一緒に食べるという生活でした。

極端ですが、三食ナンがついて来るという日もあった訳で、暖かいご飯が食べられないぶん、ちょっとナンの質にはこだわったり、ちょっとフレーバー変えたり、細々とした努力がありました笑。

ナンは中央アジア一帯で広く食べられています。ナンに対応できれば、中央アジアで生きることができます。値段も庶民向けなので、かなり低いですし、旅をするにもナンに対応できれば便利です。

もともとイランの食文化はナンの付け合わせにあまり食べない

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絨毯洗いは辛いよ

コーヒーのCoffeeという言葉はアラビア語由来という話は有名な話らしいですが、にわかに信じがたいです。

そもそも文語のアラビア語ではコーヒーのことをカフワァと呼ぶ。これが場所が変わって、エジプト方言とかになるとアホワになってしまい、英語のコーヒーという言葉からかなり離れてしまう。この点ずっと疑問に思っていて、「なんでこんなに言葉自体が遠いのにコーヒーになるのか」と思っていたが、ペルシア語的にはカフィーというような発音になり、ようやく戻って来たと合点。

そんなコーヒーを絨毯にこぼしてこれまた、洗うのが大変でした。
ちょうど絨毯も玉ねぎ臭い?ので、これもいい機会に!と思って洗ってしまおうと思い立ちました。

イランのカーペット重くて大きい、洗いにくい

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勝手に保険に入らされる羽目になったハナシ

イラン入国者は強制的に保険に入らされることになった

アライバルビザ取得でも保険加入必須に

2016年くらいから、イラン入国に際しアライバルビザを取得する場合には、ビザオフィスの横にある保険代理店で、保険に入ることが必須に…

ちなみにアライバルビザの発給に関しては制度がコロコロ変わるらしく、不安ならば大使館に問い合わせた方が良さそうです。航空会社側も新しくなった制度について把握していない場合もあり、最悪搭乗拒否になる可能性も。僕の場合は、「入国拒否された場合は自分で強制送還の費用を負担する」という書類にチェックインカウンターでサインさせられました。

しかし、今回は留学ということで、事前にビザを取得していたので、保険に入らされることもなくビザカウンターをスルーして入国審査へ。
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イランを旅行するのに必須!なVPNアプリ

イランには検閲がある

有名な中国の検閲と同じく、イランにもインターネットに検閲は存在します。

検閲のパターン

具体的に言えば、出会いや自由な言動を許すSNS, 例えば、代表的なのがFacebook, Twitter, Tumblarなどの検閲です。また、ポルノサイトなどもイスラム教の教えに反するので、閲覧することができません。
ブログサイト、Ameba、はてな などは、検索からたどると。最初の人ページは表示することができますが、そこからの同じドメイン内のリンクには飛べない仕様になっています。(2017年10月現在)

対象外地域のパターン

アプリをダウンロードする場合や、アプリ内購入でも「対象地域外」ということになって、購入できない場合があります。具体的に言えば、Kindleの電子書籍もダウンロードできないし、アプリでも日本で使うようなアプリは対象地域外ということになっています。そもそも、経済制裁により、国外で決済でいないため、アプリを購入するのでも、イランのクレジットカードでは支払うことができません。同様にイラン国外のクレジットカードをイラン国内で使用することはできません。(一部絨毯屋などで高額の支払いの時はドバイ経由でVISAが使えるという情報があるようですが。)

そこで、VPNアプリを使って、検閲をくぐりぬけて、対象地域の国からアクセスしているように偽装する必要があります。

ここではAndroid携帯で自分がやった方法を紹介します。
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窓直そうとしたら、二日と一分かかった

海外生活で思うようにいかないことはいっぱいある。わかっていたから耐えられたけど、今回は自分の過失だった。

窓を直して欲しかった

この部屋に越して来てから、解決しなければいけない問題が一つあった。それは、バルコニーに出るときの、窓の調子が悪いというものだった。部屋全体はとても綺麗で状態もよく、快適なだけに、一つの大きな問題だった。バルコニーに出るのにも手間がかかるし、夜の間に窓を空けておいて閉めることができないので、朝昼の寒暖の差が大きいイランでは、朝になるとものすごく寒いなんていうことが常だからだ。

窓の修理お願いします。

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イランでジェンダーを考える:トイレ問題

保毛田保毛男が放送されて、思った以上の反響があり、性的マイノリティの問題が(そもそも”問題”ってのがおかしいが)メジャーになって来たなと感じる昨今。

ここイランにも性的マイノリティの人々は数多くいる、というかマイノリティといいつつ、日本よりは比率が多いのではないかと感じてしまうほどです。ただ、同性愛に関して、イスラム教では寛容ではないので、彼らは一応ひっそり存在しているという感じです

イランの性的マイノリティの話は置いといて、今回はトイレとジェンダーの問題にフォーカスしたいと思います。

トイレは個室が多い

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サウジアラビアの女性の運転解禁について

ニュースが忙しい中東

対岸のアラブも、こちらの大陸側も毎日ニュースが忙しい最近です。
具体的に言えば、サウジアラビアがロシアから武器を調達したというニュースの翌日には、アメリカからも武器を調達したというようなニュースが矢継ぎ早に飛び、大陸側では、イランの核合意がぐらついている問題、またロヒンギャの問題がテレビでずっと放映されています。

原油の価格低下が長期化してきて、切羽詰まって来ているアラブ側もだんだん方向を変えざるを得なくなって来ました。中でもサウジアラビアは二つの聖地を有するイスラム教スンニ派の盟主としての正統性を維持するために、宗教にそった政策を厳格に推進してきました。その政策の中で、象徴的であった、「女性の運転禁止」というのが変わるということは、かなり大きなニュースになりました。

経済制裁で、石油収入を制限されてるイランは、相変わらずですが。

「経済の問題は権利の問題に直結するんだ」という印象

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